イタタタ…足をぶつけちゃった、
…誰だー!こんなとこに物を置いたのは‼︎‼︎
思いがけないところでやってくる身体の痛み。
それは
「どこかにぶつけて」かもしれないし、
「階段を踏み外して」かもしれないし、
「理由はないけどだんだん」かもしれない。
いずれにしても早く痛みを取りたいと誰しもが思いますし、とりあえず今やっている対処が適切な対応なのか迷ってしまうものです。

こんなときは
温めるのが正解?冷やすのが正解?
現在勤めているクリニックでも多いこの質問を女性柔道整復師ナマケモノが解説いたします!
こんな時は温めるのが正解?冷やすのが正解?
痛みが出た時に、まずは自分で対応しようと皆さんがなにか行動を試みると思います。
温めるのが正解か、冷やすのが正解か。
これは一般に
「痛みが出てからどのくらい経っているか」で考えるとわかりやすいです。
痛みが出てから1日〜3日であれば冷やす
痛みが出て4日以降であれば温める
こちらが目安となります。
例外もありますがまずこの2つを解説していきます。
痛みが出てから3日目までは冷やす!

氷
痛みが出てから3日間は冷やしましょう。
これは、何か怪我をした(痛みがある)という時は、炎症が起こっていることに関係しています。
炎症が起こっている時の身体の状況は、傷ついた組織を治すために身体を治す物質を作ったり、運んだり、
いわば
【火事が起きている現場に水をかけている状況】
そのような状態の時、身体は興奮状態になっており、必要以上に活動してしまうため、赤く腫れ上がったり、熱を持ったりしてしまうのです。
冷やすという行為はその興奮を少し抑える効果があります。
炎症自体は身体を治す過程でもありますので悪くないことですが、
過敏になりすぎてしまっていることで出てくる症状もありますので、まずはアイシング(冷やすこと)が適切と考えます。
アイシングのやり方
ビニール袋に氷を入れ、出来るだけ空気を抜きます。
凍傷にならないようにガーゼや薄手のタオルを介して患部に15ー20分あてます
定番のアイシンググッズ
水を入れてしまうと氷が溶けやすくなってしまいます
痛みが出てから4日目以降は温める!
痛みが出てから4日目以降、
痛みが出てからしばらく経っている時は温めることをお勧めします。
1〜3日間の炎症期が終わると、身体を治す物質が運ばれる数が少なくなってきます。
また、修復されてすぐの組織は柔軟性にも乏しいのです。
そこで温めることで怪我をした部分の血液の流れを改善してあげる事が重要となってきます。
血液の流れを改善してあげると、先に述べた
- 身体を治す物質の患部への流入
- 組織(骨、靭帯、関節、筋肉等)の柔軟性アップ
に効果が期待できます。
炎症が落ち着いた後は、
身体を元の状態に戻していくという対処が重要になってくるわけですね。
どうやって温めたらいいの?
自宅で温める際に使えそうな物
- お風呂
- コタツ
- ホッカイロ
- 電気毛布
- 湯たんぽ
自宅で温めるの場合はやりすぎて火傷しないようにお気をつけください。
あずきのチカラは火傷のリスクも少なそうなのでお勧めです。
温めたらいいの?冷やしたらいいの?例外も。
時期により判断するのにも例外があります。
痛みが出てしばらく経ってても熱っぽく赤みがある
痛みが出てから1週間以上経っても赤みがあり熱っぽい感じがある場合は温めてはいけません。
それはただの痛みではなく、なんらかの感染を起こしている可能性があります。
感染を起こしている場合は温めることで菌の活動を活発にしてしまう可能性も。
そのような場合は、薬による治療が必要な可能性もありますので早急に整形外科に相談しましょう。
正しい対応で痛みを早く取ろう
基本は
4日目以降は温める。
【熱っぽい感じがあったら4日目以降も冷やす】
つまり、あなたの感覚もとても大事です。
正しい対処で嫌な痛みを早く取りましょう\(^^)/