こんばんは、ナマケモノです!

とくにケガをするようなことはなかったけれど、最近だんだんと肘が痛くなってきたんです…
そんな症状を訴える方がナマケモノが勤めるクリニックにも最近多くみられます。
湿布を貼ったり、市販のサポーターを買ったり、マッサージしたり。

いろいろ試してはみたけど、いまいち効果が無くて…
サポーターをすればある程度の痛みは緩和することができます。
痛みの軽減がないなら、適切なサポーターを選べていないのかもしれません…!

今回はクリニック勤務の柔道整復師ナマケモノがサポーター選びのお手伝いをいたします!
ひじサポーター選び方 6つのチェックポイント
まず、ひじサポーターを選ぶときに一番大切なのは、どこがいたいかよりも【どうすると痛いか】で考えましょう。
また、その痛みはだんだん痛くなりましたか?
最近手をついて転んだり、強くぶつけたりはしていませんか?
直近でけがをしている、以前けがをしたことがある、など、痛むきっかけがあるかもサポーター選びでは重要となります!
以下、ポイントを確認してみましょう!
- ひじが痛くなるきっかけがはっきりとある(ひじをぶつけた、ひねった)
- ひじを曲げ伸ばしすると痛い
- ひじが腫れている
- 手をぐーぱーしたり、手首を動かすとひじの痛みが増す。
- ペットボトルを開ける動作や物を持とうとする動作でも痛む
- けがはしていないが骨が出っ張っている気がする、変形している
いかがでしょうか?あなたの症状はどれにあてはまりますか?
ポイント別 ひじサポーターの選び方
1~3:痛むきっかけがあり、腫れている方におすすめのひじサポーター
1~3に該当した方は、
ひじの関節、もしくはひじの周りにある靭帯や筋肉を傷めてしまっている可能性があります。
「ひじの曲げ伸ばしで痛みが増す…」

そんなあなたにはひじをがっちりと固定できるタイプのサポーターがおすすめです。
直近でのけがの場合は、骨折の可能性を排除しておくため、基本的には整形外科の受診をおすすめいたします。
4~5:痛みの元はひじじゃないかも!あなたにおすすめのひじサポーター
4、5に該当する方は、
その痛みのもと、ひじではないかもしれません。
手首や指を動かす筋肉の多くは、ひじの骨をスタート地点としています。
手を多く使う動作が増えたり指先をこまめに動かすマウス操作やデスクワークが増えると
スタート地点であるひじの骨を引っ張ってきてしまい、炎症が起こります。
手首の使いすぎから筋肉を介して骨に炎症が起こることで、このような痛みが出てくることがあるのです。
綱引きやおおきなかぶを想像してみてください。
ぎゅうぎゅう引っ張られる綱(葉)の先には相当の負担がかかるのは想像できますよね(^^)
今回はひじサポーターを紹介しますが、この場合、必要に応じては手首を固定するサポーターも有効だったりもします。

そんなあなたにはポイントを押さえるタイプのサポーターがおすすめです!

手首をそらしたときに痛む方の付ける位置

手首を曲げた時に痛む方の付ける位置
5:骨が変形している気がする。 そんなあなたにおすすめのサポーター

とくに痛みが出るきっかけはなかった。でも歳を重ねるたびに痛みが出るようになってきた気がする。
その痛みは激痛というよりは、「鈍い感じ」に近くて寒い時期に出やすくないでしょうか?

そんなあなたにおすすめなのは
肘を保温しながらサポートしてくれるようなサポーターです。
ひじサポーターの選び方 まとめ100均やバンテリン肘サポーターはサブ的に
ひじが痛いとひじ関節をカバーできるサポーターを。と思ってしまいがちですが、症状に合っているものを選ばないと効果はあまり感じられません。
もちろん痛いところがカバーされている、圧迫されているという点では【安心感】を得られるため、痛みが和らぐ可能性はありますが、
実際のところ、手の動きやひねりで痛みが出るひじの痛みの場合、100均やバンテリンのひじサポーターではほとんど効果はないと言ってもいいでしょう。
症状に合わせて適切なサポーター選びをすることも、痛みを軽減する近道になりますので、ぜひ参考にしてください(^^)/